海賊版サイト「漫画村」運営者を特定 法的措置へ
https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/manga-mura

著作権を無視した漫画の海賊版サイト「漫画村」の運営者を、日本の弁護士が特定したことがBuzzFeed Newsの取材でわかった。
米国での訴訟手続きを通じて、漫画村にCDN(コンテンツ配信ネットワーク)サービスを提供していたクラウドフレア社から運営者に関する情報を得たという。今後は日本国内で刑事告訴、民事訴訟を行う構えだ。

これは大ニュースですね。
今後,運営者に対して民事訴訟・刑事告訴をする,という書き方に鑑みると,内容証明郵便から…,というのではなくて,運営者のもとには,いきなり訴状あるいは捜査機関がやってくる,ということになる公算が高いでしょう

運営者は,親族名義の利用(ただし不動産賃貸のみと思われる。)もしていたということで,親族を巻き込まれないように,というのもポイントかも知れません。

今後は,運営者としては,法的責任を追及する場に立たされるわけですが,同ウェブサイトの被害と被害者は膨大なものになることが想定され,厳しい立場にはなりそうです。

一方で,ここからは日本の損害賠償法の適用があるわけで,色々と防御の余地はありそうです。もっとも,運営者としてはすぐに準備を始めないと間に合わないでしょう。

それにしても,米国の手続は便利ですね。日本でも導入して欲しいのですが・・。それが難しければ,弁護士会照会をもっと強力にするべきか・・。