弁護士 深澤諭史のブログ

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タグ:司法試験

法科大学院を修了しなくても、司法試験の受験資格が得られる「予備試験」。
これの合格発表がありましたが、その合格者数は、前年の444名から11名減少の433名でした。

いろいろな評価のある試験ですが、「多様な人材」の確保の観点、そして、法科大学院修了者の合格率の乖離つまり、「法科大学院修了者と同等の水準」の観点からは、もう少し多くを合格させるべきだったのではないかと思います。

 

結果が出ました。合格された皆様,おめでとうございます!

(・∀・)ようこそ法曹界へ!
(^ω^)最近は,進路も多様化しているので,法曹界以外にも進出しているお。

東大ロー既修1年目の合格率も計算してみました。毎回,合格率で,予備試験組に対抗できていますので。

平成30年司法試験結果
受験者数:5238人
合格者数:1525人
合格率:29.11%
法科大学院出身者合格率:24.74%
予備試験出身者合格率:77.6%
※オマケ
東大ロー既修1年目の合格率:73.53%
(*・∀・)合格おめでとうございます(^ω^*)

人数についてですが,1500人維持となりました!
志願者が激減している中,人数を維持することには異論もありそうですが,一方で,この水準って,旧試験の最後と同じ程度ですので,大幅な減員といえば減員といえますね。

Twitterで「#名画で学ぶ若手弁護士」というテーマで大喜利が行われていました。
いろいろ面白い(というか,皆さん,教養ありますね・・・。)ものがあったのですが,私的に最高傑作だったのは,これです。

(;・∀・)お・・・おう・・・。
(;^ω^)このネタは,扱いに困るお。

受験生時代に使っていた書籍の一覧を投稿するのが流行っていました。
ということで,私の愛用書も投稿したのですが,結構反響がありました。



いずれも,いわゆる司法試験予備校(受験指導校)のテキストです。

そういえば,以前,ロースクール研究という雑誌がございまして,その中で,「K&Cの亡霊と伴に!」というコラムがありました。
それによると,司法試験予備校のテキストを使って勉強してきた者は,予備校の弊害が染みついていて,成績を下げていく,とのことでした。

幸いにも,無事に一発合格できました。でも,その弊害が染みこんでしまうような書籍で勉強した人間ですら,合格できるような司法試験について,修了生の合格率が50%切っている法科大学院は,一体,どういう「弊害」が染みついているのでしょうか?

このままだと,法科大学院とその制度の方が,「亡霊」になってしまうかもしれませんね。

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