これは弁護士が書いた文章ですか?という質問を法律相談の時に受けることがあります。

弁護士であれば,弁護士が書いた文章か,そうではないか,というのは基本的にわかります。言葉遣いとか,用語の使い方とか,です。

ここで説明するのは難しいのですが,ここでは一般の方でも分かる方法をお伝えします。
それでは,読点に「,」を使っているということ,あと,A4に印刷しているのであれば,1頁26行,12ポイント,それに左側が30ミリ空いている,というところです
見た感じ,かなり行間が広めで,かつ,文字も少し大きめ,という印象を受けると思います。

もちろん,誰だって設定すればできることですし,特に読点の件は一般的ではないので弁護士でも使わず「」の方を使う人も多いです。
ただ,一応,情況証拠の一つにはなる事情です。 

このような設定の理由は私も詳しくは知りませんが,12ポイントくらいの文字サイズが読みやすいということ, 行間も広めの方が読みやすい,特に書き込んで検討することも出来る,ということが影響していると思います。
左側30ミリについてですが,ファイルにとじる場合,「とじしろ」がそれなりに必要ですので,30ミリを確保するわけです。

なお,弁護士でも,それを推察されないように,あるいは文章の趣旨から弁護士作成ではなく本人作成がふさわしい場合,あえて上記の書式から外すことはあります。

ありますが,隙が無いように,かつ,獲得目標を意識して書いたりするわけで,やっぱり弁護士が読むと,「プロの書いた文章だ!」と思うわけです。

(・∀・)つい最近も,そういうものを拝見させて頂きました。