弁護士 深澤諭史のブログ

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2019年09月

取り調べの弁護士立ち会いや録音録画の実施については,捜査機関側からいろいろと反論があります。
その最たるものが,取り調べを受ける者との信頼関係が構築しにくい,というものです。

そんな信頼関係が成立するわけないとは思うのですが・・。

ただ,そんなに信頼関係が必要であれば,それはお互いがお互いに信頼する必要があります。

ですから,信頼している被疑者の話を疑って自分の望む供述が得られるように「努力」したりはするべきではない,ということになるでしょう。

信頼をしているのですから,身体拘束なんてもってのほかです。信頼をして,釈放をしてあげるべきでしょう。
まずは,そういうところから,信頼関係を築いてはどうか,と思ってしまいます。

(;・∀・)まあ,圧倒的な強弱関係,閉鎖空間における信頼って,強者側の幻想に過ぎないですよね。
(;^ω^)だお・・・。 

頼りがいのある司法を築く日弁連の会の事務所開きに出てきました(・∀・)
公式ページで写真がアップされると思いますので,写真は載せませんでしたが,結構盛り上がりました。

なお,公式ページはこちらです。 

(;・∀・)なんで、狙いすましたかのように、今日に限ってこんなに熱くなるのでしょうか。
(^ω^)喉も乾くお、、、。



この間,弁護士同士で話したときに,同じようなことが少し話題になりました。
もちろん,弁護士としては,依頼者の意向に沿う必要がありますから,弁護士に希望を出すこと自体は,悪いことではありません。

ただ,特定の手続きであるとか主張とか,ネットで拾ってきた知識を細かく披露して指示されると,弁護士としては,それの分析や評価,そして,依頼者にわかりやすくそれが使えない理由を説明するという仕事が増えます。

弁護士は,依頼者の意向に従わないといけませんが,一方で,専門家として相当高度な裁量があります。逆に言えば,そのような裁量にフィーを支払っているわけです。

本人は,うまく弁護士を使いこなそうと思ってやっているのではないか,と思いますが,残念ながら逆効果です。
このようなことがあると,弁護士としては,本来事件処理について費やす時間が削られることになります。そうなれば,結局損をするのは依頼者であり,下手な弁護士の使い方,ということがいえます。

「リツイートは賛同で責任を負う」と報道された判決の判決文を読んでみたが,かなりの話題を呼びました。
読んでくださった方,ありがとうございました(・∀・) 

ほかにも希望とか質問とかがあれば,いろいろ解説したいと思っています。

ではでは(・∀・)ノシ

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