ネットに連絡先を表示している,電話相談(ケースによっては無料相談)を実施していると,セカンドオピニオンを求められることも珍しくありません。
そこで述べられる話を100%そのとおりであると考えるのは,公平ではありません。
後医は名医という言葉がありますし,しかも,不満を持っている一方当事者の意見だけでを聞くわけですから,話半分か4分の1で考える必要があります。
ただ,それを差し引いても,処理がずさんであるとか遅延しすぎ,そして全然連絡がとれない,これらは本当だろうというケースはしばしばあります。
そういうケースでは,少なくない割合で「ホームページがゴージャスで,●●に強い弁護士」って沢山書いてあったので依頼しました,という話を聞かされることが多いです。
別に「●●に強い」と連呼すること自体は悪いことではありません。ただ,そういう中には,それが自称に過ぎず,依頼者とミスマッチを起こしているケースが,私の観測範囲ですが,少なからずあるように思えます。
こういうトラブルに巻き込まれないコツですが,「●●に強い」とか「●●特化」とか,そういう派手な宣伝文句が躍っている弁護士については,特に専門家向け著作や論文,解説の有無を確認するという方法があります。
ネットで「●●に強い」とか「●●特化」と連呼しており,それが本当であれば,専門書や解説文の依頼の一つや二つくらいはあるはずです。
ただ,気をつけないといけないのは,一般向けの書籍ですと,弁護士であれば,少なくともそれなりのことは書けてしまいます。そもそも「一般向けのテクニック本」は,正確性が検証しにくい(悪い言い方をすれば,ハッタリがある程度通用してしまう可能性がある。)ので,適当なことを書いてもできあがってしまうという問題もあります。
そこで,弁護士や他の法律家向けの著作や解説文などの有無を確認するとよいでしょう。これは,プロがプロ向けに,法律について書くのですから,実力不足だと簡単に馬脚をあらわすことになります。
つまり,すくなくともその分野について,平均的弁護士を相当程度上回る知見がないと書けない,書いてあるので,その事実がそれなりに推定出来る,というものです。
もちろん,無いと問題である,と決まるわけではありません。ですが,派手なセルフブランディング・広告をしているのに,なぜかその分野の著作はない,というのは,一応,疑問符を付けることも考えられる事情ではあると私は思います。
なお,念のため,ある分野について凄い実績,実力を持っている弁護士でも,著作や論文がないケースは珍しくありません。以上は,「●●に強い」「●●特化」とか,派手なセルフブランディングをしているが,内実を伴わない可能性のあるケースの話です。
そこで述べられる話を100%そのとおりであると考えるのは,公平ではありません。
後医は名医という言葉がありますし,しかも,不満を持っている一方当事者の意見だけでを聞くわけですから,話半分か4分の1で考える必要があります。
ただ,それを差し引いても,処理がずさんであるとか遅延しすぎ,そして全然連絡がとれない,これらは本当だろうというケースはしばしばあります。
そういうケースでは,少なくない割合で「ホームページがゴージャスで,●●に強い弁護士」って沢山書いてあったので依頼しました,という話を聞かされることが多いです。
別に「●●に強い」と連呼すること自体は悪いことではありません。ただ,そういう中には,それが自称に過ぎず,依頼者とミスマッチを起こしているケースが,私の観測範囲ですが,少なからずあるように思えます。
こういうトラブルに巻き込まれないコツですが,「●●に強い」とか「●●特化」とか,そういう派手な宣伝文句が躍っている弁護士については,特に専門家向け著作や論文,解説の有無を確認するという方法があります。
ネットで「●●に強い」とか「●●特化」と連呼しており,それが本当であれば,専門書や解説文の依頼の一つや二つくらいはあるはずです。
ただ,気をつけないといけないのは,一般向けの書籍ですと,弁護士であれば,少なくともそれなりのことは書けてしまいます。そもそも「一般向けのテクニック本」は,正確性が検証しにくい(悪い言い方をすれば,ハッタリがある程度通用してしまう可能性がある。)ので,適当なことを書いてもできあがってしまうという問題もあります。
そこで,弁護士や他の法律家向けの著作や解説文などの有無を確認するとよいでしょう。これは,プロがプロ向けに,法律について書くのですから,実力不足だと簡単に馬脚をあらわすことになります。
つまり,すくなくともその分野について,平均的弁護士を相当程度上回る知見がないと書けない,書いてあるので,その事実がそれなりに推定出来る,というものです。
もちろん,無いと問題である,と決まるわけではありません。ですが,派手なセルフブランディング・広告をしているのに,なぜかその分野の著作はない,というのは,一応,疑問符を付けることも考えられる事情ではあると私は思います。
なお,念のため,ある分野について凄い実績,実力を持っている弁護士でも,著作や論文がないケースは珍しくありません。以上は,「●●に強い」「●●特化」とか,派手なセルフブランディングをしているが,内実を伴わない可能性のあるケースの話です。