昨日11日,第二東京弁護士会の会派の一つである「紫水会」主催のシンポジウムにパネリストとして参加させて頂きました。

テーマは「ネット・広告トラブル等への予防・対処法を検討する」というものです。
パネリストは,私の他は,内田陽介氏(弁護士ドットコム株式会社社長)と,その道で知らない人はいない弁護士の板倉陽一郎先生です。

内田社長からは,弁護士ドットコムのサービスについてのお話しがありました。

シンポでは,私と板倉先生とが,ネットの表現トラブル,名誉毀損問題の「あるある」をいろいろ話しましたが,非常に盛り上がりました。

予想以上に好評でうれしかったです。

雑多ですが(懇親会のネタも混じっていますが),以下のような感じのことを話しました。以下は,ネット上の表現トラブルに限っています。

  1. ネット名誉毀損トラブルは増えているねー。
  2. ドットコムでも,かなり相談割合が増えている,特に,掲示板で質問する人が増えているとか。
  3. コンテンツプロバイダ(掲示板とか)によって対応違うよね。
  4. 3について,ちゃんと調べない弁護士が多いよね。
  5. 弁護士も「半年ROMってろ」とか(笑)そういう話ですか。
  6. 経由プロバイダ毎の対応の違いも考慮に入れるのもありかも。
  7. 賠償額の相場について,依頼者が安易にネットの「大勝利体験談」を信じちゃって,それで弁護士と揉めちゃうことあるよね(汗)
  8. 7について,ちゃんと説明しないと。といっても,こういう事件に限った話ではないけれどね。
  9. 最近,判決レベルでは,複数投稿でも20万円か30万円前後が相場だけれども,投稿数とか,内容によるので,あまり相場はないよね。
  10. 弁護士としては,事前説明が大事。思ったように賠償金がとれない,ということで,弁護士と依頼者がトラブルになることが,この手の事件では非常に多いよね。
  11. 優れた書籍が多いけれども,そのせいで,相場観というか,請求や交渉のやり方とか,そのあたりが解らないまま手を出す,「ネットに強い」が自称だけではないかと思われるケースも多い。どんな分野についてもいえるが。
  12. 「被害者」のはずが,弁護士の交渉態度が高圧的だったりなどで,被害者とその弁護士が,一緒に炎上つまり「共炎」するケースも最近はあるよね。
  13. 双方に弁護士がついているのに,連絡毎に返答期限を付けるケースもあるが,通常,あまりみない。依頼者とのコミュニケーションができていないか,経験不足なのではないかな?
  14. 東京地裁と大阪地裁の「差異」を感じることもある。見通しの説明では触れた方がいい。
  15. 「基地外」という言葉の裁判例なんてあるよね。裁判例は誤字だって?