何かトラブル(ネット上はもちろん、そうでないものも含みます。)に遭遇した際、「拡散希望」といって、事件の情報を「拡散」して、それで解決を図ろうとする人がいます。

もちろん、ケースによっては有効なこともあるかもしれませんが、はっきりいって、おすすめしません。むしろ、やめるべきです。どうしてもというのであれば、弁護士に相談をしてからにすべきです。

そもそも、「拡散」をして、どうやって解決するというのでしょうか。それを聞いた人が助けに来るとか?友人知人になぜ求めないのか?
あるいは、拡散されて一方当事者が困るから?それで自分のいうことを聞くだろうから?しかし、それでは強要とかわりありません。正当な権利の実行でも、違法な方法は許されません
適法にお金を貸しても、かえってこないからといって、「何処何処に住んでいる〇〇はお金を返しません!」と言いふらすことが許されるのでしょうか?
玄関に張り紙をして回った悪質金融と手口は変わりません

こういうことがあると、せっかく、もとから勝てる案件であっても、逆襲されるリスクが高くなります。また、相手方にそういう損害を出すと、そもそもこちらの要求を聞く能力と意思を失う可能性も大いにあります。