今回は,専門家向けの記事です。

行政書士法コンメンタール第9版(北樹出版,兼子 仁)について,訂正のお知らせが掲載されました。
http://www.hokuju.jp/images/teisei201807.pdf

「「相続にかかる登記申請代理」も法定業務へ」と,相続関係の登記業務も行政書士が行えるようになった等の記載についての訂正とのことです。

出版社によると「本書は、行政書士の皆様の業務拡大の理論的支えになるべく、刊行を進めて参りました。 今回はその思いが先走って、ミスリードを起こしてしまったものと存じております。」とあります。

そういう目的自体は正当なものだと思います。ただ,コンメンタールという書籍の性質とは,少し相容れないのではないか,と思います。

それであれば,別に論文か,あるいは,そういう趣旨であると明らかにわかるような書籍を刊行する方が適切ではないか,と思いました。